やす
ヒゲ脱毛は面倒だった毎日のヒゲ剃りが楽になることや、清潔感がアップするなど多くのメリットがありますが、ヒゲ脱毛がもらたすデメリット、つまり肌荒れなどの肌トラブルが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
髭脱毛はレーザーで毛根にダメージを与えることで脱毛していきます。
その時レーザーによって肌がダメージを負うので、毛嚢炎(もうのうえん)などの肌トラブルも起きやすくなります。
このページでは髭脱毛の毛嚢炎を予防する7つの対策と、ゴリラクリニックでの毛嚢炎への対応を紹介していきます。
そもそも髭脱毛での毛嚢炎とは?
髭脱毛後には脱毛をほどこした箇所に黄ニキビのようなものができることがあります。
これは私が髭脱毛に行った2日後の写真です。
頬とアゴのところにニキビのような白いものが見えます。
これはニキビではなく毛嚢炎(毛包炎)です。
毛嚢炎は毛包に炎症が起きてしまっている状態のことを指します。
毛嚢炎の原因は私たちの肌にもともと存在している「ブドウ球菌」です。
私たちの肌には、「黄色ブドウ球菌」と「表皮ブドウ球菌」という常在菌が存在しています。
これらのブドウ球菌は平常時であれば悪さをすることはありませんが、毛穴に傷がついていたり汗をかいて湿っていたりすると、毛穴の奥深くに入り込んで炎症を起こしてしまうことがあります。
それが毛嚢炎というわけです。
では「なぜ髭脱毛後に毛嚢炎ができやすくなるのか?」
それは髭脱毛で肌にレーザーを照射すると肌がダメージを負ってしまうため、レーザーで傷ついた部分から菌が入り、炎症をおこしてしまうわけです。
また髭脱毛をおこなった後は肌が非常に乾燥しています。
肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下してしまうため、肌で菌が増殖しやすくなり、毛嚢炎を発症しやすくなってしまうわけです。
髭脱毛後の毛嚢炎を予防する7つの方法
先ほども紹介したように、髭脱毛の後は肌が乾燥しダメージを負っているので、毛嚢炎が発生しやすいです。
とはいえ、どういう理由があるにせよ肌が荒れるのは避けたいところですよね?
そこでここからは、髭脱毛後に毛嚢炎が発生するのを予防する7つの方法について解説していきます。
髭脱毛後に毛嚢炎を予防するためのポイントは、次の3つです。
- 清潔さ
- ダメージからの回復
- バリア機能の向上
これら3つのポイントを意識しながら予防法についてみていきましょう。
- 汗をかいたらこまめに拭く
- 施術当日は入浴しない
- 保湿する
- 睡眠時間を確保する
- 炎症止めのステロイド
- 新しいシェーバーで髭剃りする
- マスクをしない
①汗をかいたらこまめに拭く
先ほども解説したように、毛嚢炎の原因となるブドウ球菌は常時私たちの肌に存在している常在菌です。
しかし、汗をかくことで高温多湿になるとブドウ球菌の数が増殖し、それが毛嚢炎発生や悪化につながってしまいます。
そのため、汗をかいたら清潔なタオルでこまめに拭き、肌を適切な温度・湿度の状態に保ってあげるようにしましょう。
②施術の当日は入浴しない
ブドウ球菌は高温多湿な環境が好きなので、できるだけ高温多湿な環境にしないことが重要になります。
そのため、髭脱毛の施術をおこなった当日にはできるだけ入浴しないようにしてください。
入浴してしまうと高温多湿となりブドウ球菌が増えやすくなってしまいます。
③保湿をする
髭脱毛をおこなった後の肌は、乾燥しダメージを負っています。
そのため、何のケアもせずそのまま放置していると乾燥による肌のバリア機能の低下で毛嚢炎が発生してしまう可能性が非常に高まってしまいます。
なので、髭脱毛をおこなった後は必ず肌を保湿してあげるようにしてください。化粧水や乳液などで肌を保湿してあげることで乾燥とダメージをやわらげることができるので、毛嚢炎が発生しにくくなります。
④睡眠時間を確保する
髭脱毛後の毛嚢炎を予防する方法は、外側からアプローチする方法だけではありません。体の内部からアプローチをしてあげることも大切で、睡眠時間の確保でおこなうことができます。
私たちの肌は、睡眠中にターンオーバー(新しい肌組織への生まれ変わり)をおこなっています。
つまり、きちんと睡眠時間を確保してあげないとターンオーバーが乱れて、髭脱毛でダメージを負った肌を回復することができません。
ダメージを負った肌の状態では菌が繁殖しやすく、毛嚢炎になるリスクも高いので7時間以上の十分な睡眠を取るようにしましょう。
⑤炎症止めのステロイドを使いすぎない
アトピーなど肌疾患の治療に用いられることの多いステロイドですが、ステロイドは肌の炎症を軽減させてくれる反面、肌の免疫力を抑制するという副作用もあります。
そのため、ステロイドを使いすぎると肌のバリア機能が低下してしまい、表面にいる菌が繁殖しやすくなるので、毛嚢炎ができやすくなってしまいます。
赤みや炎症が起きた時にステロイドの使用は多少仕方のない部分もありますが、できるだけ必要最低限にとどめておくようにしてください。
⑥新しいシェーバーで髭剃りをする
もし今使っているシェーバーがしばらく使っている古いものであれば、新しいものに買い替えましょう。というのも、使い古したシェーバーは刃こぼれをおこしているので、切れ味が悪いうえに肌を傷つけやすくなっています。
肌を傷つけるとそこから毛嚢炎の原因となる菌が侵入してしまい、毛嚢炎が発症する確率が高まります。
また古いシェーバーの刃には、雑菌が住みついている可能性が新品の刃よりも高いです。なので髭脱毛のあとは新しいものに買い替えるか、刃だけ交換できるものは刃をを新しいものに交換してあげるようにしましょう。
⑦マスクをしない
髭脱毛をおこなった後はレーザーを照射した部分が赤くはれることがあるのでマスクなどで隠したいところです。しかし毛嚢炎を予防するという観点から考えるとあまりおすすめできません
というのも、マスクをしてしまうとマスク内が高温多湿になり菌が増殖しやすくなったり、マスクが患部と触れることで患部を刺激し、毛嚢炎が発生してしまいやすくなります。
そのため髭脱毛のあとは、できるだけマスクをしないように心がけましょう。
毛嚢炎を早く治す薬の成分
ここまで髭脱毛のあとの毛嚢炎を抑える方法について紹介してきました。
しかし、予防や対策をしても毛嚢炎がどうしてもできることはあります。
毛嚢炎は見た目が悪いですが自然に治るものなので、あまり気にする必要はありません。とはいえ、会社や学校など普段の生活もあるのでできれば早めに治しておきたいと考えている方は少なくないかと思います。
なので毛嚢炎を早く治したいのであれば、クリニックで担当の医師に相談したり皮膚科で診療してもらうなどして、薬を処方してもらいましょう。
クリニックや皮膚科で処方される毛嚢炎用の薬には、以下のような成分が含まれています。
フラジオマイシン
フラジオマイシンは抗菌作用のある抗生物質です。毛嚢炎の炎症を抑えて症状を緩和させてくれます。
主に「フルコートf」や「ドルマイシン軟膏」といった薬に含まれています。
オキシテトラサイクリン
オキシテトラサイクリンはニキビの治療薬としてもよく用いられる成分で、毛嚢炎にともなう炎症を抑制してくれる抗生物質の一つです。
オキシテトラサイクリンを含む薬としては、「テラ・コートリル軟膏」などがあげられます。
クロルヘキシジングルコン酸塩液
クロルヘキシジングルコン酸塩液も毛嚢炎の炎症を抑えてくれる抗生物質の一つです。
「オロナインH軟膏」などの薬に含まれています。
毛嚢炎を悪化させる行為
髭脱毛をおこなった場合、毛嚢炎を予防することも大切ですが悪化させないことも同じぐらい大切です。
具体的に毛嚢炎を悪化させる行為としては、
- 汗をかく
- 入浴
- 運動
- 顔を手で触る
- 毛嚢炎を潰す
- マスクをする
といったものがあげられます。
また毛嚢炎はニキビに対するケアと同じ方法で悪化を防ぐことができるので、以下の記事で紹介しているケア方法も参考にしてみてください。
髭脱毛の毛嚢炎ができてから治るまでの様子
以前、お試しでリンクスに光脱毛の体験になった後、首と頬に毛嚢炎ができました。
2箇所とも毛嚢炎ができてから治るまでは大体4~5日程度で治ったので、その様子を載せていきます!
頬にできた毛嚢炎は翌日にすぐできました・・・
次に、こちらは首にできた毛嚢炎です。
首にできた毛嚢炎は翌日ではなく、3日後にできました。
首の下は汗がたまりやすく、一番毛嚢炎ができやすい場所です。
やす
蓄熱式レーザー「メディオスター」であれば毛嚢炎はできにくい
先ほども紹介しましたが、毛嚢炎はレーザーによって肌にダメージを負うことが弱ってしまうことが原因です。
永久脱毛ができる医療クリニックでは、主に熱破壊式レーザーと蓄熱式レーザーの脱毛機が使用されています。
熱破壊式レーザーは脱毛効果は高いですが、蓄熱式レーザーに比べるとショットのパワーが強いため、毛嚢炎ができやすくなります。
蓄熱式レーザーでメジャーな脱毛機として「メディオスター」があります。
蓄熱式レーザー「メディオスター」では毛嚢炎ができにくい理由
他のレーザーでは脱毛時に200℃前後の温度になります。
しかしメディオスター では脱毛の原理が異なりレーザーを照射しても70℃にしかなりません。
そのためメディオスターでは肌にダメージを負いにくく、毛嚢炎になりにくいのです
メディオスターで施術ができる医療脱毛クリニック
メディオスターを完備している湘南美容クリニックとゴリラクリニックを紹介します。
ゴリラクリニック
1つ目がゴリラクリニックです。
ゴリラクリニックでは下記のレーザーを扱っています。
- 蓄熱式:メディオスター
- 熱破壊式:ジェントルヤグプロ、ジェントルマックスプロ
毎回の施術でレーザーを選ぶことができるので、メディオスターで脱毛ができますし、効果が弱いと感じれば他のレーザーに変えることができます。
6回コースの料金体系は次のとおりです。
部 位 | コース料金(6回) | コース料金(12回) | コース終了後(1回) |
---|---|---|---|
ヒゲ3部位 | 56,800円 平日価格 46,800円 | 99,800円 平日価格 79,800円 | 追加1回19,800円 |
クリニックは全国に22院あります。
料金は湘南美容クリニックに比べて割高ですが、脱毛機をいつでも変えられる点がよいですね。
湘南美容クリニック
2つ目が湘南美容クリニックです!
ただし、2024年3月よりAGAクリニック仙台院のみしか扱わなくなってしまいました。
メディオスターを使用したい方には残念なお知らせですね。
ゴリラクリニックの毛嚢炎への4つの対処
タカ
もしゴリラクリニックの髭脱毛で毛嚢炎ができてしまった場合は、ゴリラクリニックの方で以下の4つの対処を行ってくれます。
- 毛嚢炎になりにくいレーザー(メディオスター )に変えてくれる
- レーザーの照射レベルを下げてくれる
- 毛嚢炎を防いだり、抑える抗生剤やクリームを無料でくれる
- 毛嚢炎が出た時は、無料の診察を受けることができる
毛嚢炎になるのはレーザーで肌が傷つくことが大きな原因なので、できるだけ肌に負担をかけないようにレーザーの種類と強さを弱くしてくれます。
また施術後には炎症を抑える抗生剤や炎症を抑えるクリームも無料で配布してくれ、もし毛嚢炎ができてしまっても無料で診察してもらうことができます!
タカ
まとめ〜髭脱毛の毛嚢炎の対策について〜
このページでは髭脱毛後の毛嚢炎の対策について紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
髭脱毛の後には毛嚢炎になることが多いですが、毛嚢炎ができにくいレーザーを使用したり対策をすることで、目立たなくすることができます。
毛嚢炎やニキビといった肌荒れはかなりストレスになると思いますが、適切な対策をとってストレスを少なく脱毛していきましょう。