「脱毛後にヒゲがポロポロ抜け落ちる!」
そんな話を聞いたことありませんか?
ヒゲ脱毛後は、一部のヒゲがポロポロと抜け落ちる現象が起きますが、これはポップアップ現象と呼ばれています。
このページでは、脱毛後にいつからヒゲが抜け落ちるのか?またポップアップ現象について紹介します。
ヒゲ脱毛後にポロポロ抜け始めるのはいつから?
ヒゲ脱毛後に毛がポロポロ抜け始めるタイミングは「施術の直後」と「施術後3~14日」の2回です。
1段階:施術後すぐ
1段階目はヒゲ脱毛の施術をした直後に抜けていきます。
施術後に肌を冷却するためのジェルを塗ってる時に抜けたり、顔を拭うタオルについていたりと、ポロポロと抜けていきます。
自分で見ることが少ないのでなかなか実感しづらいヒゲです。
2段階:施術後3~14日かけて抜けていきます
2段階目はヒゲ脱毛によって毛根が焼かれ、毛穴で宙ぶらりのヒゲが肌の代謝によって毛穴から少しずつ押し出されていくことで3~14日にかけて自然に抜けていきます。
下記の画像のようにヒゲをこすると芯のないヒゲが抜けていきます。
こちらは、ゴリラクリニックで施術を受けた芸人さんの初回施術から10日後の動画です。
実際にヒゲがポロポロ抜けている様子がわかります。
2段階目にヒゲが抜ける期間にばらつきがあるのは個々の新陳代謝の違いです。
肌の代謝について、ターンオーバーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ターンオーバーは肌細胞が生まれてから垢となって落ちるまでの周期です。
肌の表面では表皮の基底層という部分から新しい細胞が作れられ、その細胞は次々と出来てくる新しい細胞に押し出されて最後には垢となって肌から落ちていきます。
この新しい細胞が生まれてから、垢となって落ちていくまでの周期をターンオーバーと言います。
「ターンオーバーの周期 = 年齢 × 1〜2倍の周期」の周期が目安となっていて、若い人ほどターンーバーが早いです。
この周期には個人差があるのでヒゲが抜け落ちる期間にはばらつきが出るわけです。
ヒゲ脱毛後のポップアップ現象とは?
ここまで脱毛後にヒゲがポロポロと抜け始めるタイミングについて解説してきました。
ただ、そもそもなぜヒゲ脱毛後にヒゲが抜けていくのか?
それはポップアップ現象が起こってるからです。
ポップアップ現象は、レーザー脱毛の施術直後に毛穴からヒゲが飛び出すように見える現象のことです。
ヒゲ脱毛ではレーザーによってヒゲの生成に関わる細胞を壊していき、脱毛されたヒゲは毛穴の中で宙ぶらりんの状態になります。
また私たちの毛はケラチンと呼ばれるタンパク質でできており、レーザーの熱がかかった時にヒゲの根元丸い部分(毛球)のタンパク質が焦げていき、ヒゲは直線の状態になります。
するとヒゲは根元が固定されていない状態になり毛穴からスッと浮いて見えます。
この状態のことをポップアップ現象と呼びます。
ポップアップ現象で飛び出しているヒゲは毛根部分の燃えかすがあるせいで、どろぼうヒゲのように濃くて見た目が良くはありません。
ポップアップ現象は、ヒゲの他にもワキやVIOといった毛が濃い部位で起こりやすいです。
ヒゲ、ワキ、VIOといった部位は性毛と呼ばれ性ホルモンの影響を受えて思春期の時期に生え始めます。
こういった性毛の特徴は太くしっかりしているのが特徴です。
医療レーザーは毛が太いとよく反応し毛が焦げやすく直線的になりやすいため、ポップアップ現象を起こしやすいです。
ポップアップ現象がおきたヒゲを早く抜く方法
ポップアップ現象を受けたヒゲは3~14日後にはポロポロと落ちてきますが、なるべく早く毛が抜け始めるためには肌の新陳代謝をよくすることで抜けるのが早くなります。
そのため日ごろから代謝を良くするような生活を送ることが大切で、具体的には以下の4つのポイントです。
- 栄養バランスの良い食事
- 睡眠をよくとる
- 運動をする
- タバコ・アルコールを取らない
栄養バランスの良い食事
現代の日本人は非常に忙しく、どうしても手軽に済ませることができるコンビニのおにぎりやパン・ホットスナックなどに食事を頼っているケースも多いです。
しかしそれでは栄養バランスが偏ってしまい代謝の悪化につながります。
そこで特に意識してほしいのが、肌の代謝をあげたりターンオーバーのリズムを整えるビタミンB2とB6を積極的にとりましょう。
具体的な食材としてはこちらです!
- レバー
- カマンベールチーズ
- アーモンド
- たまご
- 納豆
マルチビタミンなどのサプリで補ってもいいですね。
睡眠をよくとる
睡眠中には成長ホルモンという肌細胞の生まれ変わりをしていく上で重要なホルモンが分泌されます。
そのため睡眠不足だと成長ホルモンが十分に分泌されずに肌の代謝を悪くなり、脱毛後にヒゲが抜け始めるのが遅くなります。
またヒゲ脱毛のあとは肌が痛んでいる場合が多いです。
肌のダメージを早く修復していくためにも、ヒゲ脱毛後は少なくとも7時間はしっかりと睡眠をとるようにしましょう。
運動をする
また日頃からデスクワークで座っている時間が長かったり、運動をする習慣がないと肌の新陳代謝が悪くなり、これまたポップアップ現状後のヒゲは抜け落ちにくいです。
軽いウォーキングや就寝前のストレッチでも構わないので、軽い運動を取り入れて代謝の良い状態を目指しましょう。
タバコやアルコールを取らない
タバコやアルコールも新陳代謝を悪くする原因になります。
特にタバコは肌の代謝を悪くさせるだけではなく、肌を守る栄養素であるビタミンCの吸収を妨げてしまいます。
その結果、タバコを吸うと肌荒れやターンオーバーの乱れにつながりヒゲが抜け落ちてくるのが遅くなる場合があります。
またアルコールは血行をよくするので一見代謝が良くなりそうです。
しかし、アルコールを分解するために肝臓が急速に活動して他の機能が緩やかになり代謝も緩やかになります。
そのためヒゲがポロポロと抜けるのも遅くなります。
そして肝臓の活動が活発な間は、老廃物の排出も遅いため顔がむくんで毛穴が圧迫されて毛が抜け落ちにくくなります。
ヒゲ脱毛の直後のタバコ、お酒はできるだけ控えるとよいでしょう。
ヒゲ脱毛後に抜け落ちない毛は失敗?
ヒゲ脱毛後、ポロポロと抜け落ちていくヒゲもありますが、先ほどいった3〜14日が経っても抜けない毛がチラホラ見られることがあります。
その場合の主な原因は以下の5つです!
- ヒゲの毛根が強かった
- 打ち漏れがあった
- レーザーの出力が弱かった
- 白髪や産毛で効果がなかった
- 毛が退行期で効果がなかった
- メディオスター(蓄熱式レーザー脱毛器)で脱毛をしている
ヒゲの毛根が強かった
あご・鼻の下のヒゲは太く、毛根の細胞との結びつきが強いです。
そのため1回の施術では完全に毛根の細胞を破壊することができず、ヒゲがポロポロと抜け始めないことがあります!
下記の写真は実際に4回脱毛したときの写真です。
あご・鼻の下は手強く残っています。
(脱毛後14日前後)髭剃りをしてから3日目の朝の写真
治療内容:ヒゲ脱毛3部位 4回
部位:鼻下・アゴ・アゴ下
副作用:全ての機械において施術によって、発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。これらは1~2週間程続くことがあります。稀に、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろ・しみの部分が薄くなる・消える・一時的に濃くなる、膨隆、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、白髪、眉毛・睫毛・毛髪の脱落、硬毛化が生じることがあります。
使用機器:アレキサンドライト
施術の価格:29,800円(6回プラン)
打ち漏れがあった
抜けないヒゲが一部分にまとまっている場合、レーザーの打ち漏れの可能性があります。
レーザー脱毛は1度の施術で同じ場所にレーザーを2回当てるとレーザーが強いので肌をやけどをしてしまう可能性があるので、隙間が空いてしまうこともあります。
またフェイスラインなどのカーブがあるラインではうち漏れが起きやすいです。
クリニックによりますが打つ漏れを無料で再照射してくれるクリニックもあります。
レーザーの出力が弱かった
レーザー脱毛では黒に反応して毛根を熱で破壊します。
なので鼻の下・あごなどのヒゲが濃い部分では過剰に熱が発生してやけどするのを防ぐため、出力をあえて弱くする場合があります。
また日焼けをしていたり、肌の色が黒いと肌にレーザーが反応して火傷するのを防ぐために出力を弱くしなくてはいけません。
出力が弱いと細胞をしっかりと破壊することができず、ポロポロとヒゲが抜けない可能性もあります。
白髪や産毛で効果がなかった
レーザー脱毛は、毛の黒い部分に反応して脱毛します。
そのため、白髪や産毛ではレーザーの反応が弱いので、毛を生成する細胞を壊すことができません。
※もし産毛すぎると言われた場合は、メディオスターなら産毛を抜くことができます。
毛が退行期で効果がなかった
脱毛は毛の生え変わり周期(毛周期)を考えながら施術を行います。
具体的にいうとヒゲは「休止期・成長期・退行期」の3つの期間を繰り返しますが、レーザー脱毛では”成長期”のヒゲだけ効果があります。
なので表面に見えていても、退行期のヒゲであれば脱毛効果を受けず、抜けない可能性があります。
メディオスター(蓄熱式レーサー脱毛機)で脱毛をしている
レーザー脱毛機には「熱破壊式レーザー脱毛器」と「蓄熱式レーサー脱毛機」の2種類があります。
ポップアップ現象が起こるのは熱破壊式脱毛器になります。
メディオスターは蓄熱式レーザー脱毛器です。
よって、メディオスターなどの蓄熱式レーサー脱毛機で施術を行うと熱破壊式レーザー脱毛器のレーザーと脱毛のメカニズムが異なり、ポップアップ現状が起きずに1〜4週間程度でヒゲが抜けていきます。
熱破壊式レーザー脱毛器は毛根を熱破壊する施術の方法です。
一方で蓄熱式レーザー脱毛機は毛乳頭に司令を出すバルジと呼ばれるものの破壊する施術の方法です。
瞬間的な熱で毛乳頭など毛根を破壊するのではなく、バルジを蓄熱で破壊するためポップアップ現象が生じないのです。(熱破壊式ほどの急激な温度上昇が生じない)
そのためメディオスターを使っていると、ポロポロとヒゲが抜け落ちる感覚がありません。
ポロポロ抜けないヒゲはどう処理したらいいの?
脱毛したけどポロポロ抜けないヒゲ。気になりますよね。
こういったヒゲは特別なことをするのではなく、いつも通り髭剃りで処理をしましょう。
ヒゲ脱毛はそもそも1回で全てを脱毛するものではなく、何回か通ってヒゲを減らしていくものです。
毛の周期に合わせて何回か通って効果を出すもので回数を重ねると初めは抜けなかったヒゲも徐々に抜けていきます。
(ヒゲ脱毛後14日前後)ヒゲ剃り後3日目の朝
治療内容:ヒゲ脱毛3部位 4回
部位:鼻下・アゴ・アゴ下
副作用:全ての機械において施術によって、発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。これらは1~2週間程続くことがあります。稀に、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろ・しみの部分が薄くなる・消える・一時的に濃くなる、膨隆、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、白髪、眉毛・睫毛・毛髪の脱落、硬毛化が生じることがあります。
使用機器:アレキサンドライト
施術の価格:29,800円(6回プラン)
そのため無理に自分で抜いたりするのではなく、コツコツと回数を重ねていくことでヒゲ脱毛を進めていきましょう!
もし回数を重ねてもポロポロとヒゲが抜けない場合現れない場合は、脱毛の種類が悪い可能性があります。
自分にあったクリニックを再度検討してみましょう。
脱毛後に抜けないヒゲを自分で抜くのはNG?
脱毛効果があるヒゲは、毛根が体の細胞とつながっていない状態です。
花瓶の中の花みたいに花瓶とくっついていないので、スッと抜けるイメージです。
ですので、ヒゲ脱毛後に手でこすったり、引っ張ってポロっと抜けるようであれば自分で抜いても構いません。
抵抗がなくスッと抜けるヒゲは毛根がなく細くなっています。
一方で引っ張って抵抗があるヒゲは絶対に自分では抜かないようにしてください。
こうヒゲを無理に抜いてしまうと、ヒゲの毛周期が崩れて次回の施術で脱毛できない可能性があり効率がグンと悪くなります。
また毛穴に菌がはいったり、毛嚢炎になったりと肌に大きなダメージを与える恐れがあり、ダメージから肌を守ろうとさらに強く太い毛が生えてくる可能性があります。
コスパよくヒゲ脱毛したいなら「ヒゲの状態」にあったクリニック選びを!
費用対効果がよくヒゲ脱毛をしていきたいならクリニック選びが重要です。
各クリニックでプランやレーザーが異なるので、「いまのヒゲの状態」と「最終的に目指すひげの状態」によって費用対効果の高いクリニックが変わってきます。
もしヒゲ脱毛クリニックを検討している場合は、次のページに選び方を書いているので参考にしてください!
まとめ〜ヒゲがポロポロ抜ける期間とポップアップ現象〜
- ポップアップ現象を受けた毛は脱毛直後と、施術後3~14日程度で抜けてくる。
- 抜ける期間を早めるのは肌の代謝をよくすることが大切!
このページではヒゲ脱毛後のポップアップ現象と、毛がポロポロと抜け始めるまでどれくらいかかるのか?といったことについて紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
ポップアップ現象で浮いた毛は見栄えが悪く感じることもあり、施術後は少し恥ずかしい期間になるかもしれません。
そういった毛を早く抜いていくためにも、肌の代謝を意識していくことをおすすめします!
参考になったら幸いです。