メディオスターとは従来の熱破壊式のレーザーと異なる仕組みで、蓄熱式の脱毛機です。
痛みが少なく、黒い肌、産毛でも脱毛できるこということで人気のレーザー機です。
そんなメディオスターですが、「ヒゲなどの太い毛には効果が弱い」という噂がちらほら聞こえたり聞こえなかったり・・・
せっかくなら1回の効果が高いレーザーで脱毛して、少ない回数で脱毛を済ませたいですよね。
このページではそんなメディオスターの効果を実際に通っている3人の経過から徹底調査していきます!
ゆうた
やす
タカ
熱破壊式と蓄熱式脱毛機の違い
熱破壊式の脱毛機は毛根・毛母細胞をショットで破壊するのに対し、蓄熱式の脱毛機はバルジ領域をじっくり温めながら破壊します。
熱破壊式は点で照射し、蓄熱式は横に滑らすように照射します。
こちらの動画を見るとわかりやすいです。
【熱破壊式】
【蓄熱式】
熱破壊式は1点を狙い撃ちして照射するので、ゴムで皮膚を弾いたような痛みを感じます。
一方で、蓄熱式はバチバチバチと強い静電気のような痛みとじんわりとした熱を感じます。
痛みは熱破壊式の方が強いです。
ヒゲの抜け方は熱破壊式は1週間程度でポロポロと抜け落ちます。
いわゆるポップアップ現象と呼ばれるものです。
蓄熱式はポップアップ現象は起こらず、2週間ほど経つと毛が抜けてきます。
※熱破壊式にはアレキサンドレーザー、ヤグレーザーといったレーザーの種類があります。
湘南美容クリニックのヒゲ脱毛でメディオスターを使った6回の経過
蓄熱式脱毛機のメディオスターはどれぐらいの効果があるのでしょうか?
論より証拠ということで、まず初めに湘南美容クリニックのヒゲ脱毛でメディオスターNeXT PROを6回使用したゆうたの経過写真をお見せします!
w髭剃り後2日放置した朝
左:施術前の様子 右:6回の施術後の様子
治療内容:ヒゲ脱毛3部位 6回
部位:鼻下・アゴ・アゴ下
副作用:全ての機械において施術によって、発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。これらは1~2週間程続くことがあります。稀に、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろ・しみの部分が薄くなる・消える・一時的に濃くなる、膨隆、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、白髪、眉毛・睫毛・毛髪の脱落、硬毛化が生じることがあります。
使用機器:メディオスター
施術の価格:29,800円
写真をみると、頬やあご下といったヒゲが薄い部分では6回を終えたらかなり少なくなっている様子がみられます。
ただ、口周りや顎といった元々ヒゲが太かったり濃い部分はあまり変化が見らないようです。
ゆうた
やす
脱毛後14日前後・髭剃り後2日放置した朝・湘南美容クリニックアレキサンドライト使用
左:施術前の様子 右:4回の施術後の様子
治療内容:ヒゲ脱毛3部位 4回
部位:鼻下・アゴ・アゴ下
副作用:全ての機械において施術によって、発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。これらは1~2週間程続くことがあります。稀に、ざ瘡の悪化、コメド、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、ほくろ・しみの部分が薄くなる・消える・一時的に濃くなる、膨隆、表皮剥離、水疱形成、色素沈着や色素脱失、内出血、腫脹、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起、白髪、眉毛・睫毛・毛髪の脱落、硬毛化が生じることがあります。
使用機器:アレキサンドライト
施術の価格:29,800円(6回プラン)
やす
別の人で比べていますので、これだけでメディオスターは効果が弱いとは言えませんが、実際、メンズ医療脱毛クリニックの「ドクターコバ」は効果が弱いと蓄熱式の脱毛機を採用していません。
蓄熱式の脱毛機は照射による痛みなどを軽減し治療を行える利点がありますが、ヒゲ脱毛をご提供するにあたり確実な脱毛効果が絶対条件となります。
ドクターコバは痛くなく脱毛効果が低い機器より、多少の照射反応があり脱毛効果が高い機器を採用します。
蓄熱式の脱毛機は体毛などにある程度の効果が得られますが、男性のヒゲに対しては、その効果やエビデンスが不十分であると考えております。
引用:ドクターコバ
ゴリラクリニックのヒゲ脱毛でメディオスターを使った23回分の経過
では、メディオスターNeXT PROで20回、ヤグレーザーで3回施術を受けたタカはどんな感じでしょうか?
タカはゆうたややすほどヒゲは濃くありません。
【脱毛前】
【23回後】
治療内容:ヒゲ脱毛3部位 23回
部位:鼻下・アゴ・アゴ下
副作用:術後一時的な肌荒れ。軽い炎症
使用機器:メディオスターNeXT PRO、ジェントルヤグプロ
施術の価格:169,800円
さすがにこれだけの回数を受けるとほぼ脱毛できています。
ただ、写真では分かりづらいのですが、下の写真の赤丸のところにまだ若干ヒゲが残っています。
ここが中々根強く、最後の3回のみ熱破壊式のヤグレーザーでお願いしたのですが、時すでに遅し、少し残ってしまいました。
タカ
ヒゲがほぼなくなってきてからのヤグレーザーはそれほど痛みが強くなかったので、最後の5回ぐらいをヤグレーザーにしておいたら完全に脱毛できていたかもしれないなと今は思っています。
メディオスターでのヒゲ脱毛のメリット
蓄熱式のメディオスターが熱破壊式の脱毛機に比べ、効果が弱いことは否めませんが、そんなメディオスターにも痛みが弱い、産毛もしっかり脱毛できるなど魅力的なメリットがたくさんあります。
- 痛みを抑えられる
- 白髪・産毛でも脱毛できる
- 色黒・日焼け・ほくろでも脱毛できる
- どろぼうひげにないにくい
- 肌へのダメージが少ない
痛みを抑えられる
メディオスターではレーザーの温度が70℃程度にしかならず、さらにレーザーの照射部に4〜5℃に冷えている冷却ヘッドがついています。
この冷却ヘッドがついているおかげで、レーザーを照射した幹部をすぐに冷やすことができ、痛みを抑えてでヒゲ脱毛ができます。
やす
タカ
熱破壊式は痛くてとても続けられない人もいると言います。
そうした方にとっては痛みが弱いメディオスターはありがたい存在ですね。
白髪・産毛も脱毛できる
従来のレーザーはヒゲを導火線として毛根に熱を伝えることで、毛根細胞を破壊しヒゲを脱毛していました。
そのため白髪・産毛では黒い色素が足りないため、レーザーが反応することができずに脱毛することができませんでした・・・
しかし、メディオスターは毛穴の浅い部分にあるバジル線と呼ばれる細胞を破壊するので、ヒゲが黒くなくても脱毛をすることができます。
色黒・日焼け肌、ほくろでも脱毛できる
従来のレーザーはヒゲの黒色に反応して脱毛していきます。
ですので、肌が黒かったり、日焼けをしていたり、ほくろがあると、レーザーが過剰に反応して火傷をする恐れがあったので、脱毛ができませんでした。
実際、やすはこの肌色で「メディオスターならできるけど、他のレーザーは強さをすごく落とさないと施術できない」と言われ、施術を拒否されたことがあります。
他の店舗ではできたので、クリニックの人のさじ加減はあります。メディオスターは黒色に反応するレーザーではないので、肌が多少黒くても施術できる可能性が高まります。
どろぼうヒゲになりにくい
メディオスターではヒゲ脱毛後にヒゲがどろぼうのように濃くみえるどろぼうひげの現象が起きにくいです。
というのも、そもそも泥棒ヒゲは、レーザーの照射(200~250℃)でヒゲが炭化して、燃えかすが毛穴の中に残ったり、毛が縮れたり広がるために、ヒゲが膨張してみえるので濃く見えます。
しかし、メディオスターではレーザーを照射した後の温度は70℃程度におさまるので、ヒゲが炭化したり、縮れたりしにくいです。
肌へのダメージが少ない
メディオスターはレーザーの温度が70℃程度にしかなりません。
そのため施術後におこる肌の赤みが少なく、脱毛の問題点である毛嚢炎(もうのうえん)も起こりにくいです。
タカ
メディオスターのデメリット
熱破壊式に比べて効果が弱いという以外のデメリットを見ていきます。
デザイン脱毛がしにくい
従来機の照射ヘッドは円型で7.7cm2程度の大きさですが、メディオスターの照射ヘッドは四角形で9.1cm2の照射ヘッドがあり少しだけ大きいです。
また1発1発の照射ではなく、滑らすようにして連続的に照射していくメディオスターは狙いを定めにくいです!
そのため、あまりデザイン脱毛にあまり向いていません。
直後にすぐ抜けない
熱破壊式では毛根の細胞を壊すときに、毛根が焼き切れるので、レーザーを照射されたヒゲは脱毛後1週間程度で自然と抜けていきます。
しかし、蓄熱式のメディオスターでは毛の種を作るバジル領域を破壊しただけで、毛根は施術後も血管とつながったままです。
そのためメディオスターの施術後は、ヒゲがすぐに抜けてくるのではなく毛周期によって自然と抜けてくるのを待つ形になり、およそ2週間〜1ヶ月程度抜けるのに時間がかかります。
※毛周期とは?
毛周期とは毛の生え変わり周期のことです。
毛はずっと生えているわけではなく、一度抜けてから再度生える、という周期を繰り返しています。
メディオスターでのヒゲ脱毛が合う人・合わない人
メディオスターが合う人
ここまで紹介してきたメリット・デメリットと実体験をもとに、メディオスターでのヒゲ脱毛が向いているのは次のような方です。
- とにかく痛いのが嫌だ!
- 肌を赤くしたくない
- 色黒・日焼け肌であったり、顔にほくろが多い
メディオスターを選ぶ方の一番多い理由は「痛みが少ないから」です。
お試しができるクリニックであれば、一度、熱破壊式を体験してみるとよいと思います。
もし、その痛みに耐えられるのであれば、効果が高い熱破壊式を選択することをお勧めします。
しかし、「ちょっとこの痛さは続けられないな」と思った方はメディオスターを選択することをお勧めします。
また、ヒゲ脱毛は1回の施術が30分程度なので、出社の前や外回りの時にこそっと受ける人もいるようです。
メディオスターであれば施術後に赤くなるリスクが小さいので、大事な会議や人と会う予定があったとしても気軽に受けやすいですね。
メディオスターが合わない人
- 痛くても早く効果を出したい人
- ヒゲが濃い人
一方でヒゲが濃い目のやすは4回目にも関わらず一定の効果が見られます。
そのため、痛みが強くてもいいので少ない回数でしっかり効果を出したい人は、メディオスターではなく熱破壊式のレーザーを使うのがおすすめです。
メディオスターでヒゲ脱毛できるクリニックは?
当サイトでお勧めする医療クリニック「湘南美容クリニック」、「ゴリラクリニック」、「ドクターコバ」の中でメディオスターでヒゲ脱毛ができるのはゴリラクリニックと湘南美容クリニック(AGAクリニック仙台院)です。
それぞれ、メリット・デメリットがありますので、下記の記事を参考にして選んでみてください。